rakitarouのきままな日常

人間の虐待で隻眼になったrakitarouの名を借りて人間界のもやもやを語ります

政治

自民・立憲ともに左右連合体の否定と左右連合体の参政党

自公連立からの公明離脱を受けて、野党連合による政権交代の気運が高まりました。当然野党第一党の立憲民主を中心とした野党連合ができるものと考えますが、何故か野田代表は自公連立時からキャスティングボードを握っていた国民民主の玉木代表を首班に担い…

日本トリプル安確定か

高市総裁が決まってから円安、国債安が起こり、経済の常道として代わりに株が買われて株価の史上最高更新が報じられてきました。これは高市氏が総裁になって愚かなことにインフレで苦しむ中、異次元の金融緩和と言われた「アベノミクス」を今更もう一度やる…

アップルの黄昏と米株暴落の気配

半年ほど前から実体経済の景気回復を伴わない株の上昇が米国のみならず、日本においても見られています。大和アセットマネジメントの資料においても、2025年の米国株S&P500、TOPIXの株価指数の推移が上昇を続けていることが分かります(9月末までの実資…

サダム化と集団防衛による紛争拡大

〇 現在も多用されるサダム化 最近は時間経過で使われなくなりましたが、特定のヒトや組織をメディアで悪者化して敵に仕上げる方法を、2003年のイラク戦争で米軍を中心とした有志連合に敗れて、2006年に処刑された指導者サダム・フセインになぞらえ…

童話を語れなくなった世界

〇 童話を語れなくなった世界 子供に読み聞かせる「童話」は勧善懲悪であり、悪い事をすれば罰を受けるから「良心に従って生きなさい」という結論を語り、最後は幸せな結末になるものです。日本の昔話や、海外の童話も仏教やキリスト教など宗教が絡んだ寓話…

グローバリスト欧州分派のあがきとポスト石破

前回トランプ政権はディープ・ステイトを完全に潰す事を諦め、反トランプ派を追い出して後は利用する作戦に変更したことを記しました。世界を一つの価値観で統一支配しようとするグローバリスト陣営は多極主義(米国を多極の一つとする)を目指すトランプ排…

ディープステート解体から利用に変えたトランプ

I. ディープステート解体から利用に変えたトランプ トランプ氏の変節を批判する支持者も増加しているが・・ 第二次トランプ政権が始まってから8か月が経過しましたが、当初大統領令などで次々と今までの体制変化を行ってきたものの、半年を経過した頃から余…

Econo-intelligent vs Tech neocolonialism 経済と情報による支配かAIによる支配か

I. 国防の原則 高校の地理の教科書には、「国家の三要素」として領土(領域)、国民、主権が国家が成立する上で必要となる要件であると明記されています。領土とそこに居住する国民は解りやすいですが、「主権」は他国から干渉を受けず自国の運営を決定する…

Nothin’ But A “G” Thang at Alaska

2025年8月15日にトランプ大統領はアラスカの米空軍基地でロシアのプーチン大統領と歴史的な直接会談を行いました。その目的や成果には開催前から種々の解説がされていましたが、「直接会うことに意味がある、以上のものではないだろう」という結果予測が…

原爆についてのエマニュエル・パストリッチ氏の提言

〇 石破首相の広島祈念式典での式辞 石破首相の式辞は上出来であったと思う 2025年8月6日は広島に原爆が投下されて80年目の節目に当たりました。石破首相は広島で行われた記念式典に出席し、今までの総理の中で最も感銘に残る式辞を述べられたと思います。式…

ステーブルコイン法制化とドル覇権の崩壊

2025年7月19日にトランプ大統領は米国初の仮想通貨包括法「GENIUS法案」に署名し、ドル建てステーブルコイン市場への管理体制の法的整備に着手しました。これは米下院で超党派の支持を受けて圧倒的多数で可決され、グローバル派、多極派問わず必要と考えてい…

メディアは参政党の提言を正面から報道できるか?

2025年7月の参議院選挙は非改選を含めると与党自民公明が公示前141議席から122議席に19議席減少して過半数割れ(3議席足りない)し、立民は同数、国民と参政党がそれぞれ13議席増の22,15議席となり大きな話題となりました。特に参政党の躍進がメディアで大…

アメリカのイスラエルからの独立なるか?

2025年6月21日、トランプ政権はイランの主要核施設フォルドゥ、ナタンズ、イスファハーンにB-2爆撃機を用いてGBU-57大型貫通弾(MOP)14発を投下、潜水艦から20発以上のトマホーク巡航ミサイルを発射し、攻撃しました。 6月19日にイスラエルと共にイランとの…

忘れられたウクライナ戦争と西洋の敗北

2025年6月16日、17日のカナダにおけるG7会合は、トランプ大統領がイランとの戦争に向けたNSC会議で不在となる中、呼ばれていないのに物乞いに来たゼレンスキー氏はトランプ大統領に相手にされず、残ったG6の首脳達から「まあ頑張ってくれ。」という励ましを…

ネタニヤフのイラン攻略戦略に勝機はあるか

〇 イスラエルの先制攻撃は無謀か吉か? 2025年6月13日未明、イスラエルはイランの首都テヘランとその近郊の核関連施設を一斉に攻撃し、防空システムや核施設を破壊、革命防衛隊の幹部や科学者など多数を殺害しました。詳細は明らかではありませんが、攻撃に…

ウクライナとコロナの戦略的失敗に学ぶ

2025年5月27日に北青山にある独立言論フォーラム本部で行った講演の要点を記します。後付けで内容をbrush upした所もあります。 ウクライナコロナの戦略的失敗とは、ウクライナにおいてはグローバリズムとBRICSの代理戦争と化しているウクライナ戦争において…

ぐあんばれハーバード大学(と農林中金)

2025年5月22日 トランプ政権は、ハーバード大学の留学生受け入れ資格を取り消すと発表しました。在学中の留学生については、他大学に転出しなければ、米国での滞在資格を喪失するとしました。 国土安全保障省のノーム長官は声明で、ハーバード大が「暴力や…

トランプディールの正体「解放経済open economyから国民経済national economyへ」

トランプ関税の問題については、株価が乱高下するなど日本を含む世界経済が翻弄され続けていますが、Wall street journalが報ずる様に、顧問のピーター・ナヴァロ氏、財務長官のベッセント氏、商務長官のラトニック氏らの間の意見の相違で方針が変わるなど種…

ウクライナ戦争の行方

この1か月ほどの間で3年間続いたウクライナ戦争の帰趨が変わりつつあります。時系列的にこれらの動きをまとめます。 〇 2025年2月14日ゼレンスキーは欧州安全保障会議がミュンヘンで開催される事に先立ち、謎のドローンをチェルノブイリ原発に突入させ、ロシ…

「王様は裸だ」とテレビ放送されたゼレンスキー

2025年2月28日の米トランプ政権とウクライナゼレンスキー大統領との会談は、世界中のメディアが報ずる様に異例の決裂で終わりました。通常首脳会談に至る前に官僚レベルで両国の立場や合意点を調整した後に首脳会談では微調整をして合意文書に署名す…

追い詰められたグローバリスト・メディアのヒステリー反応

トランプ政権が発足して1か月足らずのうちに、世界は余りにも目まぐるしく動いていて付いてゆくのが手一杯の状況です。1回目の政権時には、国務省を始め、政府全体が8年間の民主党オバマ政権陣営で固められていて巨大グローバル資本、軍産複合体からなるディ…

トランプ効果とCIA、FBIの衰退

トランプ氏が大統領に返り咲いてから2週間足らずのうちに、メディアは批判ばかりしているものの既に多くの事が世界で変わりつつあると思います。持続的効果は未定ながらガザでの一時停戦と人質交換は一部実現しました。公務員の削減と在宅勤務の禁止も発令。…

トランプ、プーチン、習近平の第二ヤルタ会談

I. 2025年はやはり波乱の年になるのか 2025年は核戦争を含む第三次大戦が本格的に始まるとか、大きな災害が発生して日本を含む世界が大被害を被るとか、いろいろ言われてきました。確かに世界の情勢は波乱含みで、ウクライナ、シリア、イスラエルなどは戦乱…

シリア情勢を決めたプレーヤーたち

2024年12月9日、ロシアはシリア大統領のバッシャール・アサド氏の亡命を受け入れたことを認め、実質的にアサド政権は崩壊し、シリアの実権は反政府勢力のシリア解放機構ジャウラニ指導者の指揮下に入った様です。予想外の速い展開に専門家と称する人達含めて…

祝第47代米国大統領にトランプ氏

この記事は2024年11月6日の夕方挙げようかと思ったのですが、まだ何か仕掛けがあるかもと容易に信じられなかったので一度保留にしたものです。 米国大統領選の結果が日本を含む多くの次の世界情勢に影響を与える事は明らかでしたが、2024年11月6日15:50時点…

与党過半数割れは反グローバル化への流れか

石破総裁の自民は、前回2021年10月の衆議院選挙が自民党単独過半数であったものが、メディアの予想通りに自公連立でも過半数を下回る大敗となりました。メディアは自分達の力を示したいから「政治とカネ問題に鉄槌」的な原因論を提示しますが、庶民の肌感覚…

無条件降伏、無条件の支援≠主権の放棄?

1945年8月14日に日本政府は同年7月26日に公表されたポツダム宣言を受諾する決定を行い、同年9月2日に降伏文書に署名して太平洋戦争が終結しました。ポツダム宣言では、「日本軍」の無条件降伏が明記されてはいましたが、日本国民が無条件に連合国の全ての命…

裏金批判で政権交代目指す野党、「政治とカネ」が争点?

2024年10月9日、石破首相は記者会見で今回の衆院解散を「日本創生解散」と命名、「地方創生の再起動、大改革を思い切って実行する」と強調しました。それに対して野党はこの半年、国民の生活と直結しない裏金問題の追及をこれからも行う事を争点にして「政権…

イスラエルの狙いは米軍の中東戦争参戦?

2023年10月7日のハマスによるイスラエル攻撃(アル・アクサ洪水)以来、イスラエルはガザに対してハマス殲滅の目的でほぼ無差別と言える攻撃を1年続けてきました。現在4万人を超える主に女性や子供の民間人死傷者が出ているにも関わらず、ハマスのイスラエル…

馬脚を露す

馬脚を露す(ばきゃくをあらわす :芝居で馬の足を演ずる役者が、うっかりして姿を見られてしまうことから、取り繕っていた事などが露見してしまうこと)。 2020年、民主党大統領予備選を這う這うの体で退却し、当時アイオワ州の大統領予備選選挙スタッフに…